革新的なアイデアでオートクチュールをリードしたデザイナー、マルセル・ロシャスにより1925年パリで誕生。日本では香水のブランドとして有名なロシャスですが、買収によりファッション部門の閉鎖や再開、またクリエイティブディレクターが変わりながらも、女性らしいクラシックな裁断で仕上げられた美しいシルエットのコレクションを守り続け、ドレスの評価もとても高い歴史あるブランドです。

独特の光沢感で高級感のあるブラックベルべットに、ゴールドの刺繍が美しいロシャスのドレス。首元までしっかりカバーするネックラインに、生地感の重厚な落ち感のあるスカートで全体的にクラシカルな雰囲気に、ゆったりとしたお袖の袖口をギャザーで絞り丸みのあるロングスリーブで女性らしさも併せ持つフォーマル感のある1枚。フラワーや蝶の刺繍で華麗なフロントとは異なり、バックスタイルはトップス部のゴールドのラインでクールな佇まい。